チューク旅行記(2009年1月4日〜1月9日)
Vol.1


ミクロネシア連邦、チュークでダイビングしました。チュークはかつてトラックと呼ばれ、世界最大級の環礁には、第二次大戦中、旧日本海軍の基地がありました。1944年2月の空襲で、基地は壊滅的な打撃を受け、戦後60年を経た今でも、たくさんの船、飛行機が海底に眠っています。


1月4日

左)コンチネンタル航空でグアムへ。約7時間の待ち合わせの後、島伝いにホノルルへ向かうアイランドホッピング線でチュークへ。チュークは一番最初の経由地です。
2時間弱でチュークに到着。グアムから西のパラオへ向かう日本人はそこそこいますが、東へ向かう日本人はほとんどいません。チュークで降りた日本人は私たち夫婦のみ。空港には手荷物のターンテーブルもなく、旅客の手荷物は床にぼんぼんと下されていました。
空港から今回の宿泊先、ブルーラグーンリゾート(Blue Lagoon Resort)にはホテルへの送迎車で移動。4kmほどの道程ですが、道路が悪く、到着まで30分以上かかりました。ホテルに到着したのは深夜で、この日は移動で終了。眠りについた頃には日付が変わっていました。
中)ホテルの部屋のバルコニーで猫が迎えてくれました。
右)ホテルのお部屋です。



1月5日 ダイビング1日目

ダイビングは日本人経営のショップ、トレジャーズ(TREASURES)さんにお世話になりました。この時期、海が荒れることが多いのですが、この日は海況が良く、ボートで約1時間、アウトリーフのキミシマ環礁でダイビングしました。キミシマに行けるのは久々とのことでした。

1本目 エッジ オブ クォープ

どこまでも見通せそうな透明度。50m以上はあるでしょうか。昔、高校の地理で習った「ラグーン」の形そのものがくっきりと見渡せました。
)ヘルフリッチ 
)クマノミ 
)コビトスズメダイ



2本目 アンティアスロック



ハナゴイの仲間がいっぱい。
上左)太平洋の底へと続くドロップオフ。
上中)ハナゴイ
上右)アカネハナゴイ&バートレットフェアリーバスレット
下左)ハナゴイ
下右)アオマスク



3本目 ダンシングリーフ

3本目にぴったりの癒し系のダイビング。海の中で眠ってしまいそうでした。。。
左)デバスズメダイ他
中)アカメハゼ
右)コミカルブレニー


1時間かけて、ホテルのあるモエン島に戻り、この日は終了。



1月6日 ダイビング2日目

いよいよ沈船ダイビングです。これを目当てに世界中からダイバーがやってきます。


1本目 富士川丸

世界で一番有名な沈船。戦前は北米航路の貨物船として就航していましたが、戦時中は旧日本海軍の航空機運搬船として徴用されました。
映画「タイタニック」の撮影もここで行われました。

左上)メモリアルプレートです。潜行し、まず、ここで合掌。
上中)船倉の中の九六艦戦。ゼロ戦の一世代前の戦闘機です。写真はコックピットの真後ろの部分。砂が舞ってしまいました。
上右)船首部分。
下左)下中)下右)船首の大砲です。サンゴがびっしり。


左)舷側。ここで映画「タイタニック」の撮影が行われました。映画のエンディングで海底の船の全景が映り、この場所(を元に作製したCG)が映り、中に入ってジャックとローズをみんなが祝福しているシーンとなります。
中)マストです。サンゴがびっしり。たくさんの魚が群れています。
1本目終了。海の穏やかな場所でしばし休憩。右)浅瀬に沈んでいるゼロ戦です。



2本目 平安丸

戦前は北米、欧州航路の客船として就航していましたが、戦時中は旧日本海軍の特設潜水母艦として徴用されました。横浜港の氷川丸と姉妹船。右舷を上に横倒しになって沈んでいます。


上左)船首に「平安丸」の文字が残っています。
上中)船内の残る潜望鏡の部品。
上右)スクリューです。人と比べると大きさが判ります。
下左)クジャクスズメダイ群れ
下中)ナデシコカクレエビ
下右)食器と船内電話。


3本目 一式陸攻

三菱一式陸上攻撃機。防弾性能が低く、敵の攻撃を受けると一撃で火を噴くので、連合国軍パイロットからはワンショットライターと揶揄されました。ブーゲンビル島で山本五十六長官が撃墜されたのもこの機体です。


上左)エンジン。
上中)無線機。
上右)座席。軽量化のためか、薄くて小さいです。
下左)胴体内部です。うまく撮れず。
下中)主翼内部に住み着くアカマツカサ。
下右)主翼。奥に胴体が見えます。機首の部分はありません。

ジュラルミンにはあまりサンゴはつかないようで、飛行機の形が保たれていました。
仕事柄、どうしてもこういったところに目が行ってしまうのですが、主翼に打ってあるリベットの形と大きさがみんな違うんです。物資の厳しい中、動員された少年や女工さんが一生懸命手作りしたのかなあと、ふと、想像してしまいました。
本日のダイビング終了。



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